Niagara-on-the-Lake
Niagara-on-the-Lake / ナイアガラ・オン・ザ・レイク
ナイアガラの滝からNiagara River Pkwy をひたすら車で25~30分ほど北上するとNiagara-on-the-Lakeという小さな街があります。
右の写真の時計台が街のシンボルマークのようです。1922年 第1次世界大戦で亡くなった人々を偲んで作られた時計台なんだそうです。
Niagara-on-the-Lakeはイギリス植民地時代に現在のオンタリオ州の初めの首都として栄えた、いまなおイギリス調の街並みが美しい街です。
可愛い小物のお店がいーっぱい並んでいて、ちょっとした小物が好きな人にはとーっても楽しい街だと思います。ウィンドーショッピングするだけでも楽しい街です。
徒歩で2~3時間あれば十分歩き回れますので、ナイアガラの滝に行かれたらこのNiagara-on-the-Lakeに足を伸ばしてみるのもいいかもしれませんね。
ワイナリー&アイスワイン
アイスワインについて
皆さまはアイスワインってご存知でしょうか?
アイスワインっていうのは天然状態で凍ったブドウから生産されるワインのことなんです。
たまたま偶然に凍ったぶどうから作ったワインが非常に糖度が高く美味しいワインとなり、この偶然からアイスワインが作られるようになったようです。
自然に凍った完熟葡萄から造られるワインのみをアイスワインと呼ぶってことなんですね。
偶然が生み出した美味!なのであります。
しかも限定された環境でのみ造られたワインしかアイスワインと呼ぶことはできないため、現在ドイツ、オーストリア、カナダ産のアイスワインのみ正式なアイスワイン''と認められているんだそうです。
ドイツやオーストリアではもともと葡萄が凍る温度まで気温が下がる日が少なく、最近では温暖化の影響によりさらに条件が厳しくなり 安定したアイスワイン造りが困難になってきているそうです。
カナダでは VQA規格と共にアイスワインの製法が厳しく定められており、収穫期も氷点下8度以下にならなければ摘み取ることができません。
このことから カナダのアイスワインは世界最高級の高品質であるといわれ、数多くのワインコンクールで輝かしい栄誉を獲得してきました。
VQAというのはワインメーカー間で結ばれた品質協定で、カナダのワインメーカーが消費者に対して 彼らのワインが優れた品質であることを保証するものなんだそうです。
購入の際にはVQAのマークで品質保証がされているワインを購入しましょう。
ワイナリー巡り
Niagara-on-the-Lakeにはぶどう畑がそこらじゅうにたくさんあり それぞれがワイナリーを持っています。
ワイナリーにはレストランも併設されてるところもあり、おいしいワインと食事をいただけるようです。
バスでワイナリー巡りができます。
「ナイアガラ・エアバス」では、ナイアガラ・オン・ザ・レイクのワイナリー6カ所を巡回する乗り降り自由のワイナリーツアーを実施しています。
7月1日~9月4日は毎日運行(10:00~16:00)、5月1日~6月30日、9月5日~10月31日は土・日曜と祭日のみの運行となります。(外部リンク参照)
花時計 & ナイアガラ発電所 & 世界一小さな教会
花時計
ナイアガラの滝からNiagara-on-the-Lakeまでの道中に大きな花時計があります。
直径が12.2メートルあり50年前には世界一の大きさの花時計であったそうです。
この花時計は毎年 カナダ・ナイアガラにある園芸学校の主席がそのデザインを手がけるんだそうです。
オンシーズンの間は、この園芸学校の学生さんの作品を見ることができるようです。
ナイアガラ発電所
花時計のすぐ近くにナイアガラ川に設置されたダム=水力発電所があります。
この水力発電所は1879年にナイアガラの滝に建設され、1881年には水力発電によって作られた電気がナイアガラ・フォールズ市の街灯用に供給されていったそうです。
ダムの水が取水口を通るとその勢いでタービンの羽根が回転し、それによって発電機が回転して電気が発生する仕組みになっているようです。
発生する電力量は、水の落差の大きさと水流量によって決まり、発電所で作り出された電気は送電線によって はるか遠くの家庭や工場、企業に送られています。
このダム=水力発電のおかげでカナダ&アメリカのナイアガラ地域の電力がまかなわれているようです。
世界一小さな教会 The living water Wayside Chapel
ナイアガラ川のダムと花時計を過ぎてちょっと走ると、左側にThe living water Wayside Chapelという教会があります。
世界一小さな教会なのでスピードを出して走っていると見過ごしてしまうので注意しましょう。
このThe living water Wayside Chapelは教会としての機能を備えている教会の中で世界で一番小さい教会なんだそうです。
収容人員は牧師含め6~7名、バージンロードはたった2m弱しかない小さい教会なのです。
ギネスブックにも載ってるそうです。
この教会の入り口は人が一人やっと通れるくらいの幅しかなく、入り口の高さも180~185センチくらいしかないのです。身長が高い方は 入口で頭をガンッって打っちゃいそうですのでご注意くださいね。
この教会は ある牧師が自分の娘の結婚式のため1969年に建てたそうです。
現在は地元のボランティアの方々にメンテされながら、シーズン中はお花いっぱいの状態で維持されているのだそうです。
実際にここで結婚式を挙げることも可能なんだそうですよ。
写真は屋根の十字架が工事中だったため、ちょっとバランスが悪い教会になってますが、2009年のオンーズンには工事が終了してると思われます。
アクセス
マイカーで行く場合
ナイアガラの滝からNiagara River Pkwy をひたすら車で25~30分ほど北上するとNiagara-on-the-Lakeに突き当たります。
ナイアガラの滝からNiagara-on-the-Lakeまでは車で20〜30分で行けます。
Niagara-on-the-Lakeの駐車場は有料です。路上の縦列駐車のコインパーキング、もしくは公共の駐車場に停めましょう。
大都会のようなべらぼうに高額な駐車料金が発生することはありませんが、Niagara-on-the-Lakeの駐車料金は時間制になっています。
あらゆる場所に駐車料金の支払いBoxがあるので、車で行かれる方は必ず駐車料金を支払うようにしてください。
だいたい何時間滞在するのかを考えて少し多めに払っておくのがいいと思います。15分や30分足らなくて切符を切られるなんて悲しすぎますから。
はじめの予定より長く駐車することになった場合は、必ず一度車に戻り追加料金を支払ってください。
ここの駐車料金Boxは2ドル、1ドル、25セント、10セント、5セントの各硬貨が使えました。(カナダドルです)
駐車料金を支払うとチケットがでてきますので、それを車のフロントの見える場所に置いておきます。
ちょっとだけ♪…と思って路上駐車して帰って来たらきっちり違反のチケットが切られてた…という話をよく聞きます。
アメリカやカナダの駐車違反に対する罰金は非常に厳しいです!
ここNiagara-on-the-Lakeでも、あちこちに悪質な違反の場合は300ドル以上の罰金を科す! …って書いた看板がありましたから、駐車料金はケチらずに支払ってくださいね。
バス,タクシーを使っていく場合
車がない場合はタクシー or シャトルバスを利用して行くことになります。
タクシーを利用する場合は Niagara-on-the-Lakeにはタクシー乗り場がないので、行きのタクシーで帰りのタクシーを予約をするか、レストランやホテルでタクシーを呼んでもらってください。
シャトルバスは1日に3本走ってるようです。午後5時までの観光でしたらシャトルバスで往復することができます。(外部リング参照)