アメリカNY州における 運転免許証

バッファロー・ナイアガラ地方での運転免許証の必要性

バッファロー・ナイアガラ地方は公共交通機関が都心部のように発達していません。そのため車は我々の足として重要な移動手段であり なくてはならないものです。

車を運転するためにはNY州の運転免許証が必要です。NY州の場合、居住者は入国後1ヶ月以内に運転免許証の取得が義務づけられているので要注意です。(国際運転免許証はアメリカにおいては正式な免許証とはみなされません)

また運転免許証は身分証明書(ID)にもなります。アルコールを購入する時の提示に便利です。

 
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運転免許証の取得方法

基本的に一つずつステップをふまないと次の段階に進めません。(次のステップに進むために、各ステップで「必要番号」が得られるため)

学科試験

  • 近くのDepartment of Motor Vehicles(DMV)で学科試験の申し込みをします。申し込み用紙はDMV事務所で入手、あるいはHPよりダウンロードできます。
  • 学科試験を受けるには本人を証明する書類が必要です。合計6点が必要。パスポート3点、ソーシャルセキュリティナンバー(SSN)2点、公共料金の郵便物1点、アメリカのクレジットカードまたは銀行のキャッシュカード1点、アメリカのInsurance Card(生命保険証)1点。
  • SSNが取得出来ない人はソーシャルセキュリティオフィスで「Letter of denial for driving test」を発行してもらいましょう。(無料)パスポートと住所が明記されている公共料金の郵便物を持参してください。この「Letter of denial」は1ヶ月間有効。得点には加算されません。
  • 学科試験は全部で20問。14点以上で合格する。学科試験は予約不要。
  • 学科のテキスト(English)はDMV事務所で手に入ります。
  • NY州はマンハッタンにおいて日本語による試験が行われています。それ以外のほとんどの地域は英語のみの試験となります。バッファローではNorth TonawandaにあるDMVで日本語での試験が受けられるようです。ただし、変な日本語での試験のようで理解に苦しむとの情報がありました。
  • 外部リンクDpartment of Motor Vehicles(DMV)のOnline Manual and Quizは必見です!(出題はこのQuizと同じか類似した問題がほとんどです)
  • 合格すれば視力検査、免許証用の写真を撮影し、その場でInterim Learner Permitが交付されます。
  • 正式のLearner Permitは数週間後に郵送されます。
  • 学科試験の費用は52ドル50セント。(2008年度)

30時間の運転練習

  • 26歳以上のアメリカの有効な運転免許保持者(1年以上の運転歴)に同乗してもらっての30時間の運転練習を行うことが必要です。
  • 日本で運転してた人はこの運転練習はパスしてもいい(自己責任)が、ペーパードライバーやはじめて運転する人は練習を行っておく方がよいでしょう。
  • また、アメリカではじめて運転免許を取る(日本での運転歴がない)場合は、教習所に通うこともできます。詳しくはDMVのHPを参照してください。

5時間講習

  • 学科試験に合格したら教習所で5時間の講習を受講します。教習所は電話およびHPから予約をします。
  • 5時間教習を受講し、最後に筆記試験を受けます。この試験に合格するとその場でPrelicensing Cource Completion Certificateが発行されます。筆記試験がなく、講習のみでPrelicensing Cource Completion Certificateが発行される教習所もあるようです。
  • 受講料は25ドル〜30ドル。(2008年度。会場によって受講料が異なるようです。詳しくは各DMVのHPで確認してください)

路上試験

  • 路上試験を受けるためにはDMVに電話で試験日の予約を行います。HPから申し込みも出来ます。
  • 路上試験は居住地にかかわらずNY州内であればどこで受けてもいいようです。試験場によって、試験官や試験そのものの難易度が違うので受かりにくいといわれる場所は避けるなどしたほうがいいでしょう。
  • 車は各自持ち込みです。仮免許の条件として 必ずNY州の有効な運転免許を持つ人を同乗させないといけません。
  • 試験は減点方式で持ち点が100点です。そこからミスをすると5-10点の減点があります。70点以上が合格ラインです。  緊張して、試験管が何を指示しているのか、聞き取れなかったりすることもあるでしょうが、その場合は、素直に聞きなおしましょう。うまく聞き取れなかったのに自己判断して何かをすると、かえってよくありません。
  • チェックポイントは右折、左折、縦列駐車、Uターンのようです。実際の試験時間は7〜10分ほどで終わります。  縦列駐車も、もし失敗しても、もう一度チャンスがもらえます。左右・後方確認などは多少大げさに。方向指示器も忘れずに。。(3ポイントターンの際なども)。
  • 合否はその場で教えてもらえます。合格したらレシートのような紙をもらえますが、これは免許証が届くまでしっかり保管してください。
  • 路上試験には費用がかかりません。つまりNY州の免許取得にかかる費用は合計77〜85ドル(2008年度)くらいです。安いですね!
 

国際運転免許証について

バッファロー・ナイアガラ地方での運転免許証の必要性の項目でも書いていますが、アメリカに居住する場合は国際運転免許証は正式な免許証とはみなされません。

旅行者であれば国際運転免許証で運転が可能ですが、居住者は1ヶ月以内にNY州の運転免許証の取得が義務づけられています。

しかし、1ヶ月では学科試験の合格まではたどり着けますが、免許証の取得ははっきりいって不可能です。

バッファロー・ナイアガラ地方で生活をする場合 車がないとどうしようもできないので、日本の運転免許証をお持ちの方は国際運転免許証を持参しましょう。

 

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外部リンク