Freezing Rain のバックアップ(No.2)


Freezing Rain(雨氷)

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Freezing rain(雨氷)は、過冷却(液体が融点(=転移点)を過ぎて冷却されても固体化せず 液体の状態を保持する現象。水であれば摂氏零度以下でもなお凍結しない状態を指す)の雨滴が樹木や岩などの地物に当たり、その衝撃で瞬時に凍結した付着氷のことをいいます。

外気温が摂氏0度位の時によく起こるため雪ではなく雨が降ります。降っている雨が何かにぶつかったその瞬間に凍り付いてしまう現象がFreezing rainです。

木や車、電線、道路までも凍り付きます。太陽の光が反射してキラキラと輝いて美しいが大変危険な現象なのです。

アメリカ北部ではよく見られる現象で、ロッキー山脈より東側(南部の海沿いの一部を除く)の地域で発生し、西側の地域では発生しないといわれています。

 

注意すべきこと

道路が凍結するので事故の危険があるため 車の運転は控える方がいいでしょう。歩行時に転倒して怪我をする危険があるので注意を要します。

停電、断水などライフラインがストップしてしまうことがあります。Freezing rain warningが出た場合は水の確保をしておく方がようでしょう。また普段から懐中電灯やランタンなどの準備をしておきましょう。

ATMなどが止まってしまうことがあるので、ある程度の現金は常に持っておくのがいいと思います。

 

Freezing rainが起こった時の状態

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車が凍り付いてしまった状態。こうなるとドアも開かなくなります。Freezing rainで飛行機や滑走路が凍り付く例もあり、その場合はフライトが大幅に遅延する、空港が使用できず他の空港に着陸する などの事態が生じる場合があります。
 
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木や草もFreezing rainに覆われて凍り付いてしまいます。
 
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看板や信号機も凍り付いてしまいます。電線が凍り付き停電になる場合があります。ベースメント(地下室)がある建物は 停電になった場合に排水ポンプが作動せずに地下が浸水する場合があるので要注意です。
 

 
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