アメリカ/祝日 のバックアップ(No.3)
アメリカの祝日にはアメリカ全土がお休みとなるU.S. Federal holidaysと、祝日ではあるが市場や学校、一部の企業は休日にならない日、そして州が独自に決めている祝日があり、とにかくわかりにくいのが特徴です。
U.S. Federal holidays
New Year's Day
日本でいう元旦です。
日本のお正月に比べかなりひっそりしています。日本の年末年始のような「紅白歌合戦」や「ゆく年来る年」などのTV番組やはありません。
年末のカウントダウンは広場に集まり、1月1日の午前0時に「Happy New Year!」と新年を喜びあいます。
カウントダウンが終了すると基本的には「New Year」のイベントは終了です。夜中から初詣に行ったりなどはありません。
新年は多人種国家のアメリカでは それぞれの宗教や人種によってこの日の過ごし方が異なります。
アメリカに住む日本人や日系人の中には、年末におせち料理を作り、家族・親戚・友人と新年のご馳走(お節や雑煮)を食べ新年を祝う家族もおられるようです。
日本のような「三が日」はなく、多くの会社は1月2日から仕事が始まります。
Martin Luther King Jr's Birthday 1月第3月曜日
キング牧師誕生日です。
キング牧師は 黒人の自由と平等のために活動し、"I have a dream" で始まる 『25万人演説』 で有名。1964年にノーベル平和賞を受賞。
キング牧師は1968年4月4日にテネシー州メンフィスで暗殺されました。39歳でした。その後1986年に祝日として法制化されたようです。
Presidents Day 2月第3月曜日
アメリカの歴代大統領達を祝う日です。
1879年に米国議会によって2月22日に制定され 1968年に2月の第3月曜に変更されました。
Memorial Day 5月最終月曜日
戦没者追悼記念日です。
南北戦争から現在までの米国の軍事任務における戦没者を追悼する日です。
アメリカにおいては「国のために戦った軍人」に対して多大なる敬意がはらわれています。
戦没者の墓に国旗を飾り、国旗を掲揚する場合は午後12時まで半旗にすることになっているそうです。
一般的に、「夏の始まる日」とされています。
Independence Day(4th of July)7月4日
独立記念日です。
一般的には4th of JulyまたはJuly 4thと呼ばれます。
1776年7月4日、英領の13の北米植民地からなるアメリカ大陸会議が独立宣言書を採択したのを記念する米国の祝日。
前年から英国との独立戦争に突入した植民地側は 83年のパリ講和条約で正式に独立を達成、アメリカ合衆国が誕生しました。
アメリカの国旗、星条旗の赤と白のストライプは当時独立した13州の植民地を表しています。
独立宣言の署名をした州は、ニューハンプシャー州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネティカット州(以上、ニューイングランド)、ニューヨーク州、ペンシルヴァニア州、デラウェア州、メリーランド州、ヴァージニア州、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州、ジョージア州、ニュージャージー州の13州です。
この日は公共の公園や施設で色んなイベントが催され、夜には花火があがります。
Labor Day 9月第1月曜日
労働感謝の日です。
一般的に、「夏が終わる日」とされ、夏を最後まで満喫しようとアウトドアに出かける人も多いようです。
Columbus Day 10月第2月曜日
クリストファー・コロンブスによるアメリカ大陸発見を記念する日です。
Veterans Day 11月11日
退役軍人記念日です。
1938年に "Armistice Day" として始まりました。第2次世界大戦後の1954年に現在の名称に変更されました。
Thanksgiving Day 11月第4木曜日
感謝祭です。
1620年代にイギリスからアメリカに渡った英国清教徒団が始めた感謝の日。
メイフラワー号でアメリカ大陸にやってきた入植者たちは、新しい土地で食物を育てることが出来ずに大変苦労しました。
病気に対する抵抗力も持ってなかったことで多くの入植者は死んでいきました。そこで助けの手を差し伸べたのがアメリカ先住民だったのです。
アメリカの土地に適したトウモロコシやカボチャなどの栽培方法を教え、ヨーロッパからの入植者を救ったのです。
ある実りの秋の日に入植者が お世話になったお礼にアメリカ先住民を食事に招いた、それが感謝祭の始まりだそうです。
現在は神に感謝し、食物に感謝し、家族や自分をとりまくすべてのものに感謝する日となっています。
この感謝祭では家族や親戚が集まり、七面鳥を中心とした食事を楽しみます。
この日はレストランやスーパーマーケットなどもお休みになるので、買い物をしたい人は前日までにすませておきましょう。
感謝祭の翌日はBlack Fridayなるバーゲンセールがあります。
ものすごい勢いでのショッピングのために決算の赤字が黒字に変わる!…というCrazyなバーゲンセールです。
毎年、午前3時や4時、強烈なお店はMidnightからセールが始まり、ものすごい人が押し寄せるBlack Friday!
体力がある人はショッピングに行って激安でお買い物をしましょう。
Christmas 12月25日
キリスト教徒の多いアメリカにとって最大のイベント、クリスマスです。
11月下旬になると町中のビルや木がライトアップされホリデー商戦が始まります。
日本の年賀状にあたるグリーティング・カードの郵送は一般的な習慣の1つになっています。クリスマス用の切手も販売されます。
感謝祭と同じく家族や親戚が集まり、七面鳥やハムの塊やローストビーフなどを食べてクリスマスを祝います。
25日の朝にはクリスマスツリーの下に置いたプレゼントのラッピングを豪快に破って開ける…というのが楽しみのひとつのようです。
クリスマスの翌日には プレゼントの返品や交換などでモールやスーパーのカスタマーサービスには長蛇の列が見られます。
Merry Christmasはキリスト教信者間の挨拶なので、多種多様な宗教・文化のあるアメリカではHappy holidaysと言うようになって来ています。
クリスマスに郵送するグリーティング・カードには、クリスチャンであるとわかってる方以外にはMerry Christmasは避け、Season's GreetingsまたはHappy Holidaysと書くほうがいいでしょう。
アメリカのイベント
マーモットの日 Groundhog Day 2月2日
マーモット(=Groundhog )というリス科の小動物が、冬眠からさめて、自分の巣穴から出てくる様子によって、春のおとずれを知ると言い伝えられています。
もともとドイツの習慣で、「ハリネズミ」が春を予告すると言い伝えられていたようです。
バレンタインデー St, Valentine’s Day 2月14日
日本ではすっかり女性から男性にチョコレートをプレゼントする日!…というイベントになっているこのSt.Valentine’s Dayでありますが、
アメリカでは男女を問わず、恋人同士、友人、家族に感謝をこめてカードなどプレゼントを贈る、という日です。
主に男性から女性に花束やチョコレートなどをプレゼントするようです。
もともとは、ウァレンティヌス(英語読みではバレンタイン)というキリスト教司祭が処刑された日が2月14日なのです。
牢獄に入れられてもなお 神の愛を語り続けたウァレンティヌス。
その後、次第に2月14日に恋人たちが贈り物やカードを交換するようになっていった…ということのようです。
ちなみに、アメリカにはお返しのホワイトデーは存在しません。
St. Patrick's Day 3月17日
3月17日はアイルランドの守護聖徒 St. Patrickの命日で、この日を St.Patrickを記念する日として祝い続けられています。
この日には緑色の洋服を身につけたり、緑色に着色されたビールや コンビーフ、ゆでたキャベツやじゃが芋などのアイルランド料理を楽しみます。
この日に緑色のものを身につけていないと つねられるそうです。
都市部では大きなパレードがあり、シカゴなどではシカゴ川をフルオレセイン(バスクリンのような着色料)で緑色に染め上げる風景は有名です。
イースター 復活祭
イースターはキリスト教の典礼暦における最も重要な祝い日で、十字架にかけられて死んだイエス・キリストが三日目によみがえったことを記念する日です。
イースターの前の金曜にはGood Fridayと呼ばれる日(キリストが十字架にかかった日)があり、学校が休みになります。
イースターは移動祝日といわれ 太陽暦では年によって日付が変わります。また西方教会と東方教会とではイースターぼ日が異なる年があります。
ちなみに2010年は4月4日、2011年は4月24日、2012年は西方教会は4月8日 東方教会は4月15日、2013年は西方教会は3月31日 東方教会は5月5日です。
復活祭にかかわる習俗としてもっとも有名なものにイースター・エッグ(Easter egg)があります。このイースターエッグとは殻に鮮やかな彩色を施したり、美しい包装をしたゆで卵です。
また庭や室内のあちこちにイースターエッグを隠して、子供たちに探させる(エッグハンティング)といった遊びやイベントもあります。
主に英語圏やドイツではイースター・エッグと並んで、イースター・バニー(ウサギ)もイースターのシンボルになっており、ウザギのチョコなどがこの時期に売られます。
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