アメリカ/チップ のバックアップソース(No.4)

*アメリカのチップについて [#ba0200f2]

''チップ''は日本にはない習慣なので戸惑うことが多いですね。いったい''チップ''ってどういう時に必要なのか、またいくら払えばいいのかわかりにくいものです。

15〜20%が一般的のようですがその時のサービスによって多少上下させてもよいようです。

税金は入れないで計算します。簡単な計算方法として税金を2倍すれば18%弱です。(NY州の場合)

現金で支払う場合、例えば''チップ''込みの支払額が35ドルの場合、40ドルを渡して「5dollars back, please」と言えば5ドルのお釣りを戻してもらえます。

小銭を置いたり渡すことは原則ダメです。これは「最低のサービスでしたよ!」という意味なので、よっぽどのことがない場合は避けましょう。

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*どういう時にどのくらいのチップが必要なの? [#yd99a804]

***レストラン [#yc782b73]

ディナーの場合、税抜き価格の15〜20%が相場のようです。特にいいサービスを受けた場合は20%にします。

ブランチ、ランチの場合は、税抜き価格の10〜15%が相場のようです。

端数は切り上げることが多いようです。あまり良くないサービスだった…という場合には''チップ''は少なめにする場合もあるようです。

かなりひどい扱いを受けた場合、著しく悪いサービスであった場合は小銭で''チップ''を払うということもあるようです。(かなりまれなケース) ''チップ''を少なくした場合は店員が追いかけてくることがあるので、なぜ''チップ''が少ないのかを説明する必要があります。

レストランを出る時にテーブルに''チップ''を置く、または伝票に''Tip''の欄があるので そこに金額を書いて合計して支払います。

大勢(6人以上)で食事した場合は''GRATUITY''として18〜20%料金に上乗せされてることがあります。その場合は''チップ''は不要です。(レストランによって人数や上乗せの%は異なります)

また、お誕生会で会場を貸し切りにする場合など''完全に貸し切り''をした場合は30%のチップがいる場合があるようです。(お店によります)

観光地などでは''チップ''がすでに加算されていることがあります。''GRATUITY''と伝票に書いてある場合 チップが含まれているので気をつけましょう。知らずに払ってしまうと''チップの二重払い''をしてしまうことがあるので要注意です。

***タクシー [#s23f65f8]

料金の15〜20%が相場のようです。荷物が多い場合や運んでもらった場合は少し多めに''チップ''を渡します。

***美容院・理容院・散髪屋 [#z3df3b8a]

ヘアスタイリストには金額の15〜20%を会計時に支払います。

シャンプーやブロウを別の人にしてもらった場合は、それぞれに''チップ''渡す必要があります。(最低1ドル〜)

スーパーカットのような散髪屋さんでは出口に''チップ''の瓶が置いてあるので、その瓶に最低1ドル〜を入れて店を出ます。

***ピザなどのデリバリー [#d0724508]

最低1ドル、大きなものや長距離の配達の場合は2〜3ドルの''チップ''を渡します。

***フラワーデリバリー [#s5493191]

1束の花束で1ドル〜5ドル、大きな花束の場合は5〜10ドルの''チップ''を渡します。

***ホテルのポーター [#v5a5d47a]

荷物を運んでもらった時に荷物1個につき1ドルの''チップ''を渡します。

***ホテルの送迎バスのドライバー [#ic559fd6]

スーツケースなど重い荷物がある場合、荷物1個につき1ドルの''チップ''を渡します。

***ホテルのルームサービス [#nd87de0e]

ルームサービスの金額の15〜20%が相場のようです。伝票に''サービス料''が加算されてる場合は''チップ''は不要です。

届け物をしてもらった時には最低1ドル〜を渡します。

***ホテルのルームメイド [#p391558a]

基本的に部屋を汚してしまったり 特別なことをしてもらった場合以外は''チップ''は不要のようです。

''チップ''を置く場合は、''チップ''と明確にわかるように一人につき1ドルをベッドサイドテーブルに置きます。「Thank you」とメッセージカードを添えておくといいでしょう。(忘れ物と間違われることがあるので)

***クロークに荷物やコートを預けた時 [#p052fe44]

荷物、コートひとつにつき1ドルを受け取る時に渡します。

***引っ越し屋さん [#z3d1b563]

米系の引っ越し業者の場合、一人につき20ドルくらいの''チップ''を渡すようです。

日系の引っ越し業者は''チップ''を受け取らない場合があります。これは会社の方針で、その分引っ越し費用が割高になってることがあるようです。

夏の暑い時期の引っ越しの場合は、ミネラルウォーターなどの水分を差し入れしましょう。

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*こんな場合はチップはいるの? いらないの? [#s51d78cf]

***ファストフードやセルフサービスのレストラン [#y63c96b0]

基本的には''チップ''は不要です。レジのところに''チップ''用の瓶が置いてある場合があるのでそこに''チップ''を入れるといいでしょう。

何か特別なことを頼んだ場合は、何かしてもらったその人に''チップ''を1ドル〜渡します。

***テイクアウトをした場合 [#z04d280e]

セルフサービスのお店と同じで 基本的には''チップ''は不要です。

***お肉屋さんで肉のスライスを頼んだ場合や、お魚屋さんで魚をさばいてもらった場合 [#vf9e0274]

基本的には''チップ''は不要です。

会計をする時に満面の笑顔で「Thank you very much!」とお礼を言ってお店を出ればいいでしょう。顔なじみになった場合には''ホリデー・チップ''を渡すと喜ばれるでしょう。

***UPS、Fedexなどの宅配業者 [#f7e7ea83]

基本的には''チップ''は不要です。

***購入した家具のデリバリー [#d38cd966]

配達料金がかかってる場合は''チップ''は不要です。

***ケーブルTVなどの初期設定時のメンテナンス [#qfe7a456]

基本的には''チップ''は不要です。

***賃貸用住宅のメンテナンス [#q84a7e3d]

アパートメントやタウンハウスなどで不具合が生じた場合など 修理などに来てもらったメンテナンスには''チップ''は不要です。

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*ホリデーチップについて [#nd4dbedc]

**ホリデーチップって何?  [#i4109acc]

州によってかなりの違いはありますが、アメリカには12月になると''ホリデーチップ''なるプレゼントを渡す習慣があります。

お世話になった方々に「1年間どうもありがとう。来年もよろしくね」という意味を込めて送るらしいのですが、日本にはない習慣なのでいったい誰にプレゼントしたらいいのかわかりにくいものです。(お歳暮とはちょっと違うような感じです)

アメリカでは「だれそれにいくらくらいのホリデーチップを渡しましょう〜」なんて雑誌が出てるくらい''当然のこと''として受け止められているようです。

都心部に行くほどこの''ホリデーチップ''は徹底されてるようです。(NYシティなど)  

ここバッファローでは当てはまらない部分があるかもしれませんが、とりあえず「Real Simple」という''ホリデーチップ''について書かれた本を参考にあげておきます。あくまで参考ですので、これに従わなければならないということではありません。

この''ホリデーチップ''を渡したか渡さなかったかで翌年の対応が変わって来る…という噂もあります。(本当かどうかはわかりませんが…)

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**いったい誰にいくらのものを渡せばいいの? 現金でもいいの? [#f188b98d]

***アパートメントなど賃貸住宅のコンシェルジェ・ドアマン・管理人・メンテナンス [#tac69103]

高級なアパートメントには、コンシェルジェ・ドアマンが駐在しています。一人につき20〜100ドル程度のギフトカードを送ります。

***掃除をする人、庭師など [#wd9bcdfb]

1回分の料金を上乗せ、または毎日通って来てる人には1週間分の給料の上乗せをします。

***ドッグウォーカー(犬の散歩係) [#y134f0cf]

合計額が1週間分の給料に相当するギフト&チップを渡します。

***駐車場の係 [#xc44c90f]

10〜30ドルのチップを渡します。

***子供のディケア [#a240f453]

25〜70ドル相当のギフトまたはチップ。複数のスタッフがいる場合も25〜70ドルのギフトまたはチップを渡します。

***ベビーシッター、ばあや [#p2e205b9]

ベビーシッターには子守り2回分の金額に相当するギフトまたはチップ、ばあやには普段の給料に1〜2週間分の金額を上乗せ&ギフトや子供の工作などのプレゼントを贈ります。

***美容院のスタッフ [#w88a3abf]

担当してくれた人に普段渡す2倍のチップを、行きつけのサロンや決まった美容師がいる場合には普段払う料金1回分を上乗せしてチップとして渡します。

***郵便配達人 [#s268f7a1]

20ドル相当までのギフトを贈ります。現金を渡すことは違反になりました。

***新聞配達員 [#o2adb805]

10〜30ドルのチップを渡します。

***ゴミ回収業者 [#v7619974]

個人業者の場合は10〜30ドルのチップを渡します。市などの公共サービスの場合はその自治体の規則を確認のこと。

***学校の担任教師 [#v3596904]

現金ではなくコーヒーショップやブックストアーなどの商品券を贈ります。学校の規則を確認のこと。

***スクールバスのドライバー [#re49b8b0]

子供の通学や下校時に乗るスクールバスのドライバーに10〜20ドルの現金、またはギフトカードを渡します。

***仕事上のアシスタント、会社の部下 [#y24d78de]

ギフトか商品券、50ドル以上のものを贈ります。

***会社の上司 [#cfba9a6a]

50ドル未満のギフトを贈ります。

***病院のスタッフ(医師、看護師、介護士など) [#uc9cb437]

入院している場合に、担当のスタッフやお世話になったスタッフにギフトを贈ります。

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* [#q7ccb39b]
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