アメリカ/チップ のバックアップ(No.1)


アメリカのチップについて

チップは日本にはない習慣なので戸惑うことが多いですね。いったいチップってどういう時に必要なのか、またいくら払えばいいのかわかりにくいものです。

15〜20%が一般的のようですがその時のサービスによって多少上下させてもよいようです。

税金は入れないで計算します。簡単な計算方法として税金を2倍すれば18%弱です。(NY州の場合)

現金で支払う場合、例えばチップ込みの支払額が35ドルの場合、40ドルを渡して「5dollars back, please」と言えば5ドルのお釣りを戻してもらえます。

小銭を置いたり渡すことは原則ダメです。これは「最低のサービスでしたよ!」という意味なので、よっぽどのことがない場合は避けましょう。

 

どういう時にどのくらいのチップが必要なの?

レストラン

総額の15〜20%が相場のようです。特にいいサービスを受けた場合は20%にします。端数は切り上げることが多いようです。

あまり良くないサービスだった…という場合にはチップは少なめでもよいようです。

かなりひどい扱いを受けた場合、著しく悪いサービスであった場合は小銭でチップを払うということもあるようです。(かなりまれなケース) チップを少なくした場合は店員が追いかけてくることがあるので、なぜチップが少ないのかを説明する必要があります。

レストランを出る時にテーブルにチップを置く、または伝票にTipの欄があるので そこに金額を書いて合計して支払うようにします。

大勢(6人以上)で食事した場合はGRATUITYとして18〜20%料金に上乗せされてることがあるようです。その場合はチップは不要です。(レストランによって人数や上乗せの%は異なります)

また、お誕生会で会場を貸し切りにする場合など完全に貸し切りをした場合は30%のチップがいる場合があるようです。

観光地などではチップがすでに加算されていることがあります。知らずに払ってしまうとチップの二重払いをしてしまうことがあるので要注意です。

タクシー

料金の15〜20%が相場のようです。荷物が多い場合や運んでもらった場合は少し多めにチップを渡します。

美容院・理容院・散髪屋

ヘアスタイリストには金額の15〜20%を会計時に支払います。

シャンプーやブロウを別の人にしてもらった場合は、それぞれにチップ渡す必要があります。(最低1ドル〜)

スーパーカットのような散髪屋さんでは出口にチップの瓶が置いてあるので、その瓶に最低1ドル〜を入れて店を出ます。

ピザなどのデリバリー

最低1ドル、大きなものや長距離の配達の場合は2〜3ドルのチップを渡します。

フラワーデリバリー

1束の花束で1ドル〜5ドル、大きな花束の場合は5〜10ドルのチップを渡します。

ホテルのポーター

荷物を運んでもらった時に荷物1個につき1ドルを手渡します。

ホテルのルームサービス

ルームサービスの金額の15〜20%が相場のようです。伝票にサービス料が加算されてる場合はチップは不要です。

届け物をしてもらった時には最低1ドル〜を渡します。

ホテルのルームメイド

部屋を汚してしまったり 特別なことをしてもらった場合以外はチップは不要のようです。

チップを置く場合は、チップと明確にわかるように一人につき1ドルをベッドサイドテーブルに置きます。「Thank you」とメッセージカードを添えておくといいでしょう。(忘れ物と間違われることがあるので)

クロークに荷物やコートを預けた時

荷物、コートひとつにつき1ドルを受け取る時に渡します。

引っ越し屋さん

米系の引っ越し業者の場合、一人につき20ドルくらいのチップを渡すようです。

日系の引っ越し業者はチップを受け取らない場合があります。これは会社の方針で、その分引っ越し費用が割高になってることがあるようです。

夏の暑い時期の引っ越しの場合は、ミネラルウォーターなどの水分を差し入れしましょう。

 

こんな場合はチップはいるの? いらないの?

ファストフードやセルフサービスのレストラン

基本的にはチップは不要です。レジのところにチップ用の瓶が置いてある場合があるのでそこにチップを入れるといいでしょう。

何か特別なことを頼んだ場合は、何かしてもらったその人にチップを1ドル〜渡します。

テイクアウトをした場合

セルフサービスのお店と同じで 基本的にはチップは不要です。

お肉屋さんで肉のスライスを頼んだ場合や、お魚屋さんで魚をさばいてもらった場合

基本的にはチップは不要です。

会計をする時に満面の笑顔で「Thank you very much!」とお礼を言ってお店を出ればいいでしょう。顔なじみになった場合にはホリデー・チップを渡すと喜ばれるでしょう。

UPS、Fedexなどの宅配業者

基本的にはチップは不要です。

購入した家具のデリバリー

配達料金がかかってる場合はチップは不要です。

ケーブルTVなどの初期設定時のメンテナンス

基本的にはチップは不要です。

賃貸用住宅のメンテナンス

アパートメントやタウンハウスなどで不具合が生じた場合など 修理などに来てもらったメンテナンスにはチップは不要です。

 

ホリデーチップについて

ホリデーチップって何? 

州によってかなりの違いはありますが、アメリカには12月になるとホリデーチップなるプレゼントを渡す習慣があります。

お世話になった方々に「1年間どうもありがとう。来年もよろしくね」という意味を込めて送るらしいのですが、日本にはない習慣なのでいったい誰にプレゼントしたらいいのかわかりにくいものです。(お歳暮とはちょっと違うような感じです)

アメリカでは「だれそれにいくらくらいのホリデーチップを渡しましょう〜」なんて雑誌が出てるくらい当然のこととして受け止められているようです。

都心部に行くほどこのホリデーチップは徹底されてるようです。(NYシティなど)

ここバッファローでは当てはまらない部分があるかもしれませんが、とりあえず「Real Simple」というホリデーチップについて書かれた本を参考にあげておきます。あくまで参考ですので、これに従わなければならないということではありません。

このホリデーチップを渡したか渡さなかったかで翌年の対応が変わって来る…という噂もあります。(本当かどうかはわかりませんが…)

 

いったい誰にいくらのものを渡せばいいの? 現金でもいいの?

アパートメントなど賃貸住宅のコンシェルジェ・ドアマン・管理人・メンテナンス

高級なアパートメントには、コンシェルジェ・ドアマンが駐在しています。一人につき20〜100ドル程度のギフトカードを送ります。

掃除をする人、庭師など

1回分の料金を上乗せ、または毎日通って来てる人には1週間分の給料の上乗せをします。

ドッグウォーカー(犬の散歩係)

合計額が1週間分の給料に相当するギフト&チップを渡します。

駐車場の係

10〜30ドルのチップを渡します。

子供のディケア

25〜70ドル相当のギフトまたはチップ。複数のスタッフがいる場合も25〜70ドルのギフトまたはチップを渡します。

ベビーシッター、ばあや

ベビーシッターには子守り2回分の金額に相当するギフトまたはチップ、ばあやには普段の給料に1〜2週間分の金額を上乗せ&ギフトや子供の工作などのプレゼントを贈ります。

美容院のスタッフ

担当してくれた人に普段渡す2倍のチップを、行きつけのサロンや決まった美容師がいる場合には普段払う料金1回分を上乗せしてチップとして渡します。

郵便配達人

20ドル相当までのギフトを贈ります。現金を渡すことは違反になりました。

新聞配達員

10〜30ドルのチップを渡します。

ゴミ回収業者

個人業者の場合は10〜30ドルのチップを渡します。市などの公共サービスの場合はその自治体の規則を確認のこと。

学校の担任教師

現金ではなくコーヒーショップやブックストアーなどの商品券を贈ります。学校の規則を確認のこと。

スクールバスのドライバー

子供の通学や下校時に乗るスクールバスのドライバーに10〜20ドルの現金、またはギフトカードを渡します。

仕事上のアシスタント、会社の部下

ギフトか商品券、50ドル以上のものを贈ります。

会社の上司

50ドル未満のギフトを贈ります。

病院のスタッフ(医師、看護師、介護士など)

ギフトを贈ります。

 

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